太田市にて実施された大学生によるワーク&ライフ・インターンプログラムについて
今回はコロナウィルス感染拡大抑制の観点から、約2ヶ月間に渡ってのプログラム全てをオンラインで実施いたしました。群馬県の大学生10名が、以下の内容を2020年8月から約2ヶ月間に渡り、取り組んでいます。
・座学で「働くこと」「家庭を築くこと」を学ぶ
・共働きで両立をしているご家庭にインターンを通じて社会の問題点や課題を考える
・最終プレゼンテーション
プログラム全体では、学生たちは、体験前の事前講座を経て、ペアで共働き家庭での子育て体験や、仕事と育児を両立している方へのインタビューなどを行い、将来のワークとライフについて学びました。その学びの集大成が、9月26日に実施された、参加学生がプログラムを通して得た成果を発表する、最終プレゼンテーション会です。
最終プレゼンテーション会もオンライン上での実施となりましたが、当日は本プログラムに関係する太田市役所の方々をはじめ、プログラムに興味を持たれた一般の方にもご参加いただきました。学生たち自身もチームで直接会うことが難しい中、オンラインのツールを駆使しながら限られた時間の中で準備を重ね、当日の発表に挑みました。参加者の方々も感動したと感想いただくなど、どのチームも素晴らしい発表でした。
今回のプレゼンテーションの内容としては、自分自身を見つめ直し、プログラムへの参加を通して得た気づきや、参加前後の変化について自分なりの感想や想いを発表しています。また、講座やインタビューの中で見聞きしたことや、ご家庭で経験したことを振り返る中で、参加前の認識や今後の自身の将来像と関連づけながら学びを整理しつつ、社会に向けて何ができるか、等身大の提案を考えました。
発表の中で学生たちは、次のような気づきや変化をあげています。
● 働くことは人生をかけたゲームであり、楽しむこと ● 自分の人生を楽しめば、自分にも周りにとっても良い影響 ● 子育ては一人でするもの・大変なものというイメージから、協力し合って行なうもの・楽しいものというイメージに大きく変化 |
また、事前・事後のアンケート結果では、以下のいずれの問いにも肯定回答率が20%以上高くなっていました。
● 社会人になることが楽しみである ● 将来の子育てに対して、悩みながらもこなしていける自信がある ● 制度が整っていない会社でも自分次第で仕事と子育ての両立を可能にする自信がある |
仕事や子育てなどへのマイナスに抱いていたイメージが、前向きな思考に変化した様子がわかります。
同じご家庭へ伺い、同じお話や体験を経験した学生同士でも、注目する点や受け止め方には違いがあり、それぞれの気づきや変化の違いが活かされた発表となりました。今回の学びを今後に活かして行こうという積極的な姿勢が見られ、頼もしく感じました。発表を聞いていただいた方々からも「学生たちの変化の大きさに感動し、プログラムの良さを感じた。」「自分自身にとっても振り返るきっかけとなった」などの感想をいただきました。
最終プレゼンテーション終了後も学生たちの興奮が冷めやらず、別のオンライン上でしばらく事務局や仲間にお礼や労いの言葉を送り合う場面も見られました。他大学の学生との交流を楽しみ、有意義な時間となったようです。
ライフイベントとキャリアの両立に対して前向きに考えられ、今後、自分が納得するなりたい姿に向かってどのように歩んでいくのかとても楽しみです!
スリールでは、大学や行政のプログラムとして、ワーク・ライフ・インターンを実施しています。
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