「人的資本」の価値向上を目指し、人材戦略と組織開発に取り組む人事リーダーのためのメディア・Human Capital Online(株式会社日経BP運営)にて堀江の連載第七弾が掲載されました。
第六弾積水ハウスのインタビューに続き、第七弾は、社長自らが現場をヒアリングする中で感じた課題感から2005年に「女性活躍推進チーム」を、2008年には社長がヘッドを務める「ワーク・ライフ・バランス推進委員会」を発足した大和証券の人事部、女性社員のインタビューです。
大和証券では、管理職任用前の女性社員を対象にした研修の中で横の繋がりができる環境作りの他、多様な人材が働きやすい環境をつくる基盤となる「19時前退社」を経営陣が強く推進するなど、全社員が自律的に活躍できるよう様々な取り組みを行っています。特に「19時前退社」では、年次休暇の取得率が倍になった他、社員の資格取得率や学生の就職人気ランキングが上がるという副次的な効果も得られています。
その他、同社は「多様性をチカラに変える」という合言葉通り、人事が現場(管理職や当事者である女性社員)と繋がっていくことで、準備された制度がきちんと活用され、多様な環境下にある社員の活躍を支えていることが伺えます。
例えば、女性管理職パイプラインの構築においては、先述した管理職任用前の女性社員を対象にした研修の他、育児や介護など時間制約のある人が評価のテーブルから落ちないよう、管理職への360度フィードバックを加えるなど、公平な評価を行う仕組みも構築しています。
また、一般職から総合職への職制転向についても制度を拡充するだけでなく、上司が背中を押し、ロールモデルとなる総合職に転換した女性の先輩社員と出会う機会をつくることで動機付けをしています。
2025年度までに女性管理職比率25%以上を目標に社内で展開されている様々な取り組みもご紹介されているため、女性活躍における諸制度は作ったものの活用されていないことにお悩みの人事の方に是非読んでいただきたい内容となっています。
タイトルは、「大和証券、WLBからD&Iへ「多様性をチカラに変える」会社を目指す」
是非ご覧ください!