プレスリリース

中学・高校の家庭科授業で ライフキャリアデザインを実施

公開日:2025.01.15更新日:2025.02.24sourire staff

弊社は、こども家庭庁が策定した「幼児期までのこどもの育ちに係る基本的なビジョン」に基づき、「地域等の特色を活かし具体的活動を推進する人材養成に係る先進事例の創出」事業を2024年度受託しました。

その一環として、中学・高校の家庭科において、ライフキャリア教育授業の取り組みを行いました。この取り組みの内容と、中学・高校生の授業実施前後の意識調査での課題、実施による効果についてプレスリリースにてご報告します。

中・高校向けライフキャリア教育の必要性

厚生労働省が2024年11月5日に公表した人口動態統計(概数)によると、2024年1月から6月に生まれた子どもの数(出生数)は、前年同期比6.3%減の32.9万人。外国人を除いた出生数は通年で70万人を割る公算が大きいことが発表されました。このまま少子化が加速すると、2050年ごろには日本の人口は1億人を下回るという深刻な人口減少に直面します。

これは、国立社会保障・人口問題研究所が2021年に実施した「第16回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)」の結果にある「未婚者の平均希望子ども数」で男性1.82人、女性1.79人と、2015年の2.02人(女性)を大きく下回っていることからもわかるように、子どもを希望する若い世代が急速に減少しています。このことから今後重要になってくるのが、若い世代が子育てを前向きに考えられる環境づくりであると言えます。

当社では、2010年より大学生を対象に子育て体験を通じて「働くこと」や「家庭を築くこと」を学び、体験を通じて自分の理想像を描くライフキャリア教育プログラム「ワーク&ライフ・インターン」を提供してきました。これまでに3,000回以上実施し、多くの大学生が将来のパートナーシップや結婚、子育てに対して前向きに選択できる意識を持つ成果を上げています。

しかし、本プログラムは大学・短大進学率60.4%の現状では*4、すべての若者に実施することが難しいという課題がありました。この課題を解決するため、中学・高校の家庭科の授業内でライフキャリア教育を導入する必要性があると考えました。
※4 文部科学省 男女別・18歳人口と大学進学率等の推移

中学・高校生の年代は、子どもから大人へと成長していく重要な時期です。この時期にライフキャリア教育を推進することは、将来のライフイベントを主体的に選択するための基盤を築く上で大きな意義があります。

そこで、三田国際学園中学校および品川女子学院高等部の家庭科の授業において、ライフデザインに関する特別授業を実施しました。プレスリリースにてアンケート結果などを詳しくご紹介しています。


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