2012年3月13日(火)に実施した
「自分の魅力に気づける!☆ワーク&ライフ交流会♪」のインターンレポートをお届けします♪
会場は、K.I.T.虎ノ門大学院様の教室をお貸しいただきました。
ありがとうございます!
こんにちは!スリール事務局インターンの北畠です。
この交流会はスリール初の学生企画のイベント♪
ワーク&ライフ・インターンを去年の5月に実施した先輩の賀久紗千子さんと私、北畠の二人で、企画段階から当日の運営までの一切を担いました。
初めてイベント運営を担わせてもらい、至らない点も多々ありましたが、私自身良い経験になりました。
ではインターンレポートスタートです!☆
【プログラム】
●アイスブレイクタイム
●スリール代表堀江の講演
●「今」の自分「未来」の自分を考えるワークショップ
~魅力カード付き~
●ワーク&ライフ・インターン経験者、就活経験者の話
●交流会♪
●虎ノ門大学院事務室長・泉屋利吉氏との意見交換会
P.M.12:00 会場に到着
今回の会場はK.I.T.虎ノ門大学院の13階!
東京の景色が一望できる、本当に最高のロケーションの教室をお借りしての開催となしました。
※K.I.T.虎ノ門大学院とは?※
金沢工業大学が2004年4月に「知的創造システム専攻」として、東京・虎ノ門に開設した「ビジネス」・「知財」のプロフェショナルを育成する1年制の社会人大学院です。
学生時代にはあまり関わることができないような、貴重な会場での開催だけあって、到着当初からスタッフ一同大興奮でした!!
P.M.13:10 アイスブレイクタイム♪
当日に初めて顔を合わせた参加者が4,5人のグループに分かれて、まずはお互いを知るための自己紹介ワークを行いました。
これは3月8日に行われた大学4年生の卒業式(詳しくはコチラをご覧ください☆)の際に行われたワークと同じもので、自分が「人に変と言われても、続けてきたこと」などを中心に自分にまつわるワードを沢山書いてもらう少し変わったワークです。
様々な大学・学年(大学一年生から社会人の方まで)の人が集まっているだけあって、人によって書いているワードが全然違い、とても興味深い時間となりました。
本当に貴重な交わりの時だけあって、グループごとにかなり盛り上がっていました!
P.M.13:30 スリール代表堀江の講演
続いて、スリール代表の堀江が講演を行いました。
自分の生い立ちから就職活動を経て、起業に至るまでの経緯を、堀江自身の体験や就職活動中に学んだことを踏まえながら、学生目線に立って話をしていました。
就職活動に焦点を当てた講演は参加者にも大好評でした☆
P.M.14:00 「今」「未来」の自分を考えるワークショップ☆
休み時間をはさみ、次に行われたプログラムはワークショップです!
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●「卒業後の理想の姿」を想像する
●その後、「理想」から「今」を引き算する。
●「理想の自分について具体的にイメージできないもの」「今の自分に必要なもの」をもとに、「今日明日からできるNext step action」を考える。
●最後に両隣の人に「魅力カード」を渡しつつ交流を深める
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「卒業後の理想の姿」というのは、具体的にイメージするために絵を描きながら考えてもらいます。
絵を描くことによって、具体的な部分までをイメージしなければならず、おのずと「今自分は何がイメージ出来ていないか」を知ることができるからです。
ワクワクしながらそのイメージを書いた後、現実をしっかり把握して、逆算をしていきます。「今」のことをじっくり考えることで「今日明日のアクション」が見えてくる。
とても、とても大切な作業です。
参加者は皆さん限られた時間だったにも関わらず、自分なりの考えを導きだしていました。
初めてこのようなワークを実施した人は、最初戸惑いながらも、しっかりと自分のなりたい姿を描いていました。
普段から自分自身のことを紙などに「アウトプット」している学生は、段々「理想の姿」を具体的にイメージできるようになり、それためアクションも考えやすくなる。
逆に初めての人は、様々なしがらみに囚われて、自由な発想が出来ず、たまにペンが止まってしまっていました。
このようなワークは自分のペースで間隔を開けて、続けてくことが大切だと思います。
そして一通り書き終わったら、グループ内で共有してもらいました。
共有することで様々な価値観に触れることができ、新しい気付きを得られますし、他人に自分のアクション伝えることで、「こういう風にすればもっと良くなるんじゃない?」というようなアドバイスをもらえる可能性があるからです。
そして、自分の言葉にして言うことで考えが整理され、また他人に「アクション」を宣言することで、「言ったからにはやらねば!」という気持ちも生まれてきます。
今回のグループ内の共有の時間はとても、有意義な時間でした。
「就職活動のことで悩んでいる・・・」という学生がいたり、「自分が他人にどう思われているのか分からない」というような学生いたりと、悩みは人それぞれ・・・。
しかし、悩みを言葉にして言うことで、様々なアドバイスを得ることができていたようですし、初対面であってもワークで自分をさらけ出すことによって、「あなたはこんな人間なんじゃない?」と客観的に意見をもらえることができていました。
ワークの最後には・・・
自分の両隣の人に「あなたの魅力は?」「あなたが大事にしていることは?」「もっと素敵になるためのアドバイス」を書いたカードをプレゼント。
初対面だからこその視点で書かれたカードなので、もらった人はとても新鮮だったようです♪
Next step actionを常に常に考えること、それを人に宣言することによって、「漠然としていた夢」がだんだん具体的になっていき、それに一歩ずつ近づける道筋が見えてきます。
皆さんも是非、自分を振り返り、「理想」と「今」を引き算して「Next step action」を考える練習を常にして欲しいと思います。
P.M.15:00 ワーク&ライフ経験者・就活経験者の話
続いて、一つの「アクション」として、ワーク&ライフ・インターンを選択した学生三人に「悩み」「アクション」「変化・成長」というプロセスを、個人の経験から具体的に話してもらいました。
テーマは・・・
●ワーク&ライフ・インターンのメリット・デメリットを含んだ体験談☆
●就活中にワーク&ライフ・インターンで学んだこと
●自分の「夢」と「現実」のギャップに悩んだ就活中の苦悩・解決方法
▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼ある学生の就活経験談を一つご紹介▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
Q.なぜその学部を選んだのですか?
A.もともと国際関係の仕事に就きたくて、夢はCA!!
大学1,2年の頃からCAの社会人の方からはたくさん話を伺っていました。
Q.では、就活もCA一本に絞って受けていたのですか?
A.いえ。そうではないんですね。
CAの方達に話を聞けば聞くほど、自分の思い描いていた将来設計と仕事との間にどうしてもギャップが生まれてしまいました。
「自分には合わないのではないか?」と、悶々とした日々を送ることになってしまったんですね。そういった経緯から他の業界にも目を向け始めました。
Q.では、その就活時に悩んだことはなんでしょう?
A.それまでの人間関係の中では、他の業界の方とは接点がなくとても困りました。
自分の世界の狭さに気づかされた瞬間でした。
他の業界の方に話を聞けないから、自分の将来がイメージ出来ず、自分の軸みたいなものも 明確ではなかったので、やみくもにやることになってしまい、苦しい日々でした。
Q.どのようにその苦しい日々を抜けたのでしょう?
A.そんな中、スリールに出会い、新しい出会いを求めて、飛び込みました。
スリールではお預かり家庭のパパさんママさん、社会人メンターの方に本当にたくさん相談に乗っていただき、自分の将来設計の視野を広げることができました。
今年の春からはIT関係の会社に就職することになりましたが、自分自身このような道に進むことができて、とても納得しています。
これは、様々な業界の方に話を聞いて、自分に何が合うのかを妥協せずに突き詰めたからだと思います。
Q.最後に一言
A.就活をするにあたって、様々な業界の社会人の方に話を聞き、多様な価値観に触れるということは、とても重要なことだと実体験から感じました。
私はその中でたまたまスリールというコミュニティーを選びましたが、まだそのようなコミュニティーに出会っていない方がいましたら、自らアクションを起こし、道を切り開いていってほしいなぁ思います。
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というお話でした。
「自らアクションを起こすことの大切さ」「様々な価値観の人と会うことの大切さ」を学ぶことのできた時間だったと思います。
P.M.15:30 グループを越えて自由に交流会♪
最後に、イベントの参加者全員での交流会を行いました。
それぞれ、記入したワークシートを持って、自分の「Next step Action」を宣言したり、互いの夢についてアドバイスし合ったり、普通に雑談したりと和やかでありつつも、実りのある時間だったと思います。
「インターンを始めたいけど、どんな会社でやればよいか分からない・・・。」というような悩みを持った学生に、学生団体などで活躍しているスリールのOGからアドバイスをしている光景を目にしたり、連絡先を交換し合って、このイベントでの出会いを次のアクションに繋げている人もいて、なんだか心が熱くなりました。
交流会の途中で、堀江の方から、こんな話がありました。
「プランド・ハプンス・スタンス『計画された偶然』
⇒《軸を持って流される》
自分の「なりたい姿」を考えることは大事ですが、「設定する」必要はないし、
そのアクションに固執する必要もありません。
自分の「なりたい姿」の方向性を考え、自分の軸を持ち、発信していれば
周りの人が導いてくれて、気が付いたら「なりたい自分」になれていますよ。」
今回のイベントが、ここに来ていなかったら出会わなかった、誰かと誰かをつなぐ架け橋となっていれば、そして参加者がそのチャンスをフル活用してくれていれば幸いです。
そして・・・
私もこのイベントを行っていなかったら、学生のうちにはまず出会わなかったであろう方との意見交換会に参加することが出来ました!!
P.M.17:00 虎ノ門大学院事務室長・泉屋利吉氏との意見交換会
イベントが終了したあとに、有志で虎ノ門大学院の事務室長・泉屋利吉氏と「今の大学教育」について意見交換をする時間がありました。
泉屋さんのお話を伺えるというのはもちろんのこと、「大学」について改めて考える機会なんてそうあるものではなく、とても貴重な時間となりました。
泉屋さんは「大学教育」を本気で変えようとされている熱い方で、私たち学生の率直な「大学へのイメージ」を熱心に聞いて下さいました。
その中で特に中心になったのは、
「大学はチャンスはいくらでも転がっているけれど、それを掴むか、見過ごすかは自分次第。そんな中で、どのようにすれば学生が自ら前向きなアクションを起こしていけるか」ということでした。
「もう少し大学に強制力を持たせて、学生の頃から自分からアクションを起こしていけるようなカリキュラムを導入すべきなのではないか」
「他学年・社会人・教授とフランクに話せるようなサロンを作って、そこで交流できるようにするのはどうだろうか」
「社会人のメンター制度をどの大学でも導入するべきではないのか」
というように学生からも様々な意見がでました。
泉屋さんは意見が出る度に、学生の意見に真剣に耳を傾けて下さり、時には意見もくださりと、たくさんの意見交換ができました。
「大学もまだまだ進化の余地は残っていると思います。
学校と言う組織はもともとあまり変化を好まない組織ですので、
今でいう“教育改革”はこれまでも、またこれからも大変な作業が続くと思います。
ですが、是非学生が主役の大学作りを今後も推し進めていきたいと思っています。」
という泉屋さんのお言葉に、大学側がこんなにも学生のことを考えてくれていたんだと、ハッとさせられました。
大学とは「ただ何となく授業を受けるだけのところ」だと思っていましたが、それだけではもったいない。
残りの学生生活はチャンスを自ら掴んでいくような姿勢でいようと肝に銘じることができました。
このように今回のイベントは本当に学びの時でした。
これからも定期的にこのようなイベントを開催していきたいと思っておりますので、興味のある方は、是非ご参加ください☆ミ