[レポート]イベント・最終プレゼン

女性社外取締役から考えるダイバーシティ経営のヒント | Waris × スリール

公開日:2023.02.01更新日:2023.03.29sourire staff

12月8日(木)に株式会社Warisと弊社の共催セミナー「女性社外取締役から考えるダイバーシティ経営〜企業経営多様化実現のヒント〜」を開催しました。今回のセミナーは3部構成。第1部で株式会社Waris共同代表 田中美和さんから「組織を活性化させる本質的な『女性社外取締役』とは」をテーマにご講演いただき、第2部で弊社代表 堀江が「将来に向け社内で進めるべきプール人材の育成」をテーマに講演。最後は2人の代表による対談形式でセッションを行いました。

最初に田中さんから、株式会社Warisが手がける女性役員人材紹介サービス「Warisエグゼクティブ」の実績を踏まえ、企業における女性役員登用に関する現状についてご説明いただきました。最近では多くの企業が経営層のネットワークだけを頼りに候補者を探すことに限界を感じ、積極的に人材紹介サービスを活用するようになってきているとのこと。また40代、50代といった現役世代の登用が進み、「女性役員の比率を上げる」という目的ではなく、事業戦略の一環として、経営や財務会計といったスキルマトリックスを視野に入れて候補者を検討するようになってきているそうです。

田中さんからは「女性社外取締役を登用するには、会社の課題やニーズを踏まえ、それに合ったスキルや経験を持った候補者を探すことが大切。また登用された方が能力を発揮しやすい情報共有やコミュニケーションを心がけることも必要です。」というアドバイスがありました。

続いて弊社代表堀江から、日本の上場企業における女性役員登用割合や法改正による女性活躍推進のトレンドについてシェアを行いました。日本の上場企業における女性役員は9%と未だに低く、中でも生え抜きの取締役は全体の1割程度。こうした現状を踏まえ、堀江は経営人財を育てるために「女性管理職パイプライン」を構築する必要性があり、それは人事の施策としてではなく、経営層を巻き込んだ会社全体の施策として取り組むことが必要だと説明しました。

また、堀江は女性のプール人材育成のため、女性社外取締役には管理職のロールモデルになってもらうだけでなく、現場の声を役員会に吸い上げる役割を担ってもらう必要があると提言。そのための具体的な仕組み作りについてもアドバイスを行いました。

最後は「意思決定層に多様性が生まれることのメリット」「企業における経営層の意識変化」「次回株主総会までの準備について」という主に3つのテーマについて、2人が対談。その中では女性社外取締役の登用をきっかけに、これまで男性中心で”当たり前”になっていた企業習慣や価値観を見直し、サービス向上に繋げた企業の事例などもシェアされていました。

堀江は参加者に対し、「今は人事の皆さんも意識変革が必要なとき。『変革エージェント』として現場を知り、経営層を巻き込みながら女性活躍推進に取り組んで欲しいと思います。助けが必要なときには弊社がパートナーとして併走します。いつでもお声がけください。」とエールを送り、セミナーを締めくくりました。

 

 


スリールでは、「子育てをしながらキャリアアップできる人材と組織の育成」とテーマに、女性の心理を徹底的に分析した講義や、擬似体験型ワークを取り入れた実践的な研修の他、講師による講演・セミナーを提供しております。
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