2012年5月26日(土)に実施した
「ワーク&ライフ・インターン 専属サポーター4期生(2012年3月~5月の3ヶ月間実施)報告会&卒業式」
についてのレポートをお届けします♪
こんにちは。スリール事務局インターン生の北畠です。
今回は、涙と笑いありの「専属サポーター4期生の報告会&卒業式」についてご紹介します。
会場は西早稲田にある「新宿コズミックセンター」で行いました!
また、この日はライターの清水まやさんが報告会を取材しに来てくださいました。
清水さんは「ライヴ感」を大事にされている方で、報告会の様子や報告会を通して彼女が感じたありのままの想いを、
生中継でTwitterにアップしてくださいました!
それでは、インターンレポートスタートです。
●専属サポーター制度とは?●
⇒特定の家庭に学生が2人1組体制で3ヶ月間、週2回インターンするプログラムです。
◎自分のロールモデルとなる家庭に、集中的に入ります。
◎交通費のみ支給の、無給の3ヶ月のインターンです。
◎学校でも会社でも教えてくれない、リアルな生き方を学べます。
●報告会&卒業式とは?●
専属サポーター4期生(3月生)の12名の学生が、3ヶ月間のプログラムを終了し、
それぞれの道を歩んでいくための区切りの会です。
学生の3ヶ月間の歩みを知ることができる貴重な機会で、学生が自らの言葉で自分の変化・成長を語るとても感動的な会になりました。
●A.M.10:00 5期生の第一回チームMTG
報告会の前に、6月から3ヶ月間ワーク&ライフ・インターンを行う、5期生の学生16人が、チームMTGを行いました。
※「チームMTG」とは?
同時期にワーク&ライフ・インターンを行う学生による定例MTGのことで、インターン中、月に一回行われます。
このMTGで子どもとのエピソードを共有したり、悩みをお互いに相談し合ったりします。
今回はその一回目。
16人の同期の中で4人一組のチームを作り(2家庭で1チーム)、そのチームで「チーム名」「チームで大切にしていくマインド・ルール」を話し合って決定しました。
また、チームMTGではその他に・・・
お預かりでの災害時対応について、あらゆる場面を想定してシュミレーションを実施しました。
知っているだけで、もしもの時にも冷静に判断して適切な対応をとることができます!
スリールには、保育や育児未経験の人でも安心してワークライフインターンを実施できるようなプログラムがあります☆
●P.M.12:30 4期生到着!
今回の主役である4期生のみんなが到着しました。
到着してすぐに学生同士で和気あいあいと話したり、笑い合っている姿が印象的でした。
3ヶ月間、同じ経験をしながら、共に喜び共に悩んできた関係は、とても密で濃いものなのだなとしみじみ感じさせられました。
●P.M.13:00 スリール4期生「報告会」開始!
→スリールの報告会は完全な「プレゼン方式」で行われます。
パワーポイントを作成して、参加者の前で三ヶ月間の報告をします。
《内容》
★個人★
①三ヶ月間のインターン中でのモチベーショングラフ
⇒グラフの変化地点をポイントとして、モチベーションが上がった理由・下がった理由をもとに三ヶ月間の活動を振り返ります。
ほとんどの学生が様々な喜怒哀楽を経験し、とても濃い日々だったのだなと思わされる内容でした。
誰しも初めの一か月で、子どもとの関係に悩んだり、もっと自分にしかしてあげられないことをしたい!と壁にぶち当たり、モチベーションが下がります。
でも、そこから本当の学びが始まります。
それぞれが、「自分にしかしてあげられないこと」とは何かを悩みながら、その中で仲間を頼りながらも、答えを探していきました。
そして、段々と“ありのままの自分”で接していくことが一番だということに気づくのです。
「シッターさんでも優しいお姉さんでもない。一人の自分として接する」
というのがスリールの大事にしている考え方の一つです。
結局、2-3ヶ月目になると、ご家庭の方にも子どもにも学生の真剣さが伝わり、子どもと自然な関係を築け、
モチベーションはぐんぐん上がっている人がほとんどでした!
②スリール開始時の目標と達成度
⇒自分がインターンを始める時に設定した目標をどれだけ達成できたかを自己評価します。
人によって評価はまちまちですが、自分自身をしっかりと俯瞰的に分析出来ているのが印象的でした。
③全体を通して学んだこと、これから実施していきたいアクション
⇒「インターンが終了したら終わり」ではなくて、今までの経験をこれからに繋げていけるようなアクションもしっかり考えます。
その場限りにしないのが、スリールの信条。
スリールをきっかけにして、今まで受動的になんとなく過ごしてきた日々を変えて、積極的に何事にも取り組める姿勢を身に付けて欲しいと思っています。
今回の学生の中でも、「積極的になった」と自分自身を評価している人が多くいて、事務局としてとても嬉しくなりました!
★家庭ごと★
個人の発表が終わったら、次に家庭ごとに子どもとの思い出を発表しました。
スライドいっぱいに張り付けた子どもとの思い出の写真を、時間の許す限り一つ一つ説明していきます。
どの学生も、子どもとのキラキラした時間を噛みしめながら話していました。
写真を見つめる顔は、その時だけ皆お母さんやお姉さんの顔になっていました。
愛おしいひとを見つめる眼差しがとても印象的で、本当に子どものことを愛しているのだなと改めて感じさせられる素敵な時間でした。
★チームごと★
最後にチームごとにインターン開始時に決めた、チームのマインド・ルールが守れたかということと、実際にチームで実施したことを共有して終了です。
インターン中に、パートナーのサプライズバースデーを企画した学生がいたりと、チーム内での絆は特に強く、インターンを終えても特別な存在でありつづけます。
たとえ三ヶ月間だけだとしても、協力して子どもを育てたという経験が、一生ものの関係性を築くのかもしれないですね。
始めにこの報告会は完全なプレゼン形式だと書きましたが、4期生で最初から自信を持ってプレゼンに臨める学生はほとんどいませんでした。
が、当日は学生全員が自信を持ってプレゼンを行っていました!
その理由は・・・
まず、インターンのプログラムに含まれている「プレゼン講座」を受けることで、プレゼンを行うにあたっての心構えを学べるというのがあります。
また、お預かり中、子どもと試行錯誤してコミュニケーションをとることで、「誰かに何かを伝える」という能力自体が向上したのも一つの要因だと思います。
●P.M.15:30 最後の最後!!卒業式。
報告会のラストを飾るのは「卒業式」
事務局側が作成した、「卒業グッズ」と「修了証書」を卒業する学生に渡しました。
渡す際にご家庭からのメッセージが読まれ、学生たちはパパさんママさんからの温かい言葉に涙腺が緩みっぱなしでした。
※卒業グッズについては「2月26日開催。専属サポーター11月生・報告会&卒業式」をご覧ください。
ある学生は二期続けて同じ家庭にインターンを行っていたため、およそ半年におよび、ご家庭の方を支え、子どもの成長を見守ってきました。
ママさんは半年もサポートしてくれた学生を、本当の家族のように想い、メッセージも
胸が熱くなるような内容でした。
「あなたは、私が安心して子どもの保育を任せられる第一号です。それはこれから先もずっと変わりません。これからも、ずっーーーーーーーーとよろしくね。」
本当の家族のようになりあえる関係。
「第二の家族ができる」という素晴らしいご褒美が、スリールのインターン後にはどの学生にも例外なく待っています。
そして最後に、学生に三ヶ月間での想いを自由に話してもらいました。
一人ひとり、溢れんばかりの想いを話していて、できれば全てここでお伝えしたいのですが、
書いても書き足りないので、そのうちのいくつかを紹介したいと思います。
「子どもは理屈が通じないので、前から苦手意識があり、それを克服したくてワーク&ライフ・インターンを始めました。しかし、この3ヶ月間を通して自分が“ありのまま”に接することさえできれば、子どもも一人の人間として自分に向き合ってくれるのだと実感しました。今は子どもが好きになれました。将来子育てをするのが楽しみです!」
他にも、
「自分が子どもとの接し方に悩んでいた時、同期のメンバーや先輩たちが全力でサポートしてくれました。おかげで、逃げずに子どもと真正面から向き合うことができました。これは自分にとって大きな変化だと思います。このように、インターン中、多くの人に支え、助けてもらった分、今度は私が支えていく側に立ちたいです。」
更に、インターン中に就職活動を行っていた、4年生のうちの一人は
「自分の本当にやりたいもの・大切にしたいもの」をインターンを通して考えることができ、ブレずに就活できた、と言っていました。
このように、子どもと接することで、自分自身と向き合うことができたり、インターンを通して、自分は多くの人に支えられていたのだと気付いたりと、多くの学びがあった3ヶ月間だったということがストレートに伝わってくる話ばかりでした。
この会全体を通じて、私が思ったことを最後に。
たった3ヶ月間であっても、今までしたことのない経験をすることで、自分を見つめ直し、価値観までも変化させることができるのだということを実感し、驚かされました。
更には、「子どもが繋げてくれるかけがえのない関係性」に改めて気づかされ、これから先、このような関係性が世間に広がっていけば、子育て環境は改善していくのではないのかなぁと考えさせられる機会でもありました。
●P.M.16:00 5期生チーム名発表☆
そして、4期生が卒業するということは、新たに5期生がインターンをスタートさせるということを意味します。
4期生の報告会&卒業式の後に、5期生のチーム名発表会を実施しました。
午前中のミーティングで決めたチーム名を先輩4期生の前で発表する姿は、
少し恥ずかしそうでしたが、とってもまっすぐなまなざしで、
これから3ヶ月どのような学びや出会いがあるのか今から楽しみですね♪
以上、事務局インターン生北畠のインターンレポートでした。