[インタビュー]企業

「女性活躍リードコンサルタント養成講座」第1期生_受講後インタビュー(デジタルマーケティング業勤務)

公開日:2024.07.11更新日:2024.07.30sourire staff

企業や組織における実践的な課題解決・目標達成を行える人財育成を目的として開講した弊社の新講座、「女性活躍リードコンサルタント養成講座」自社の課題を分析し、アクションプラン作成までを学ぶことができる「実践」に重きを置いた講座であることがポイントです。

同じ会社・部署から2名でご参加いただいた中丸さん、舘さんに、女性活躍推進に対する想いや講座を受講した感想などをお伺いしました。

●お話を伺った方

中丸友里恵 様
業種:デジタルマーケティング業
所属:株式会社D2C
部署:グループ人材開発部 組織開発・研修チーム

●お話を伺った方

舘 奈緒美 様
業種:デジタルマーケティング業
所属:株式会社D2C
部署:グループ人材開発部 組織開発・研修チーム

 

◆講座を受講して

ーー今回、講座にご参加いただき、得られたことや解消できたことについて伺えますか?

中丸さん:他社と比較することで、弊社の女性活躍推進がどれだけ進んでいるか具体的に理解できたのが良かったです。自分たちが進めて来た取り組みもしっかり認めた上で、できている部分とできていない部分を明確にすることができました。

例えば弊社は育休からの復職支援や、育成には取り組んできましたが、復職後やリーダー層以降の活躍支援が不十分です。今後は講座を通して分かった課題にアプローチしていきたいと思います。

舘さん:私はこれまで自社の女性活躍推進にモヤモヤした気持ちを漠然と抱いている状態だったのですが、講座を通して客観的なデータを基に現状を可視化し言語化することで、そのモヤモヤを解消することができました。

中丸さんも話していましたが、弊社は育休から復職までのサポートに関してはきちんと対応できているということが分かりました。まだ出来ていない会社も世の中にはある中、これまで地道に取り組みを進めてきた会社や声をあげてきた先輩方の努力があったからこそだということに気付き、感謝の気持ちも持てたことも今後の活動の励みになりました。

これからは今までのサポートの基盤は活かしつつ、もっと“活躍人財”を増やすフェーズに移行していきたいと前向きな気持ちになることができました。

ーー講座を受講された上で、どのような方が本講座の受講に向いていると思われますか?

中丸さん:実際に業務として担当されていなくても、女性活躍推進に関して何か自分の思いを持っている方がいれば受講をお勧めしたいです。講座に参加することで仲間を得て、「自分が感じていることを他の人も同じように感じている。自分はひとりじゃない」と実感できると思います。

講座では女性活躍推進に関する社会的な流れや背景についても学ぶことができるので、そうした知識を改めて身に付けたいという方にもお勧めです。

舘さん:女性活躍推進の取組みに関して漠然としたモヤモヤを抱いている方や、少しでも自社の状況を改善して、将来社員が生き生きと活躍できる環境を整えたいと考えている方にお勧めです。講座の受講によって不安を解消し、前向きな気持ちになることができます。

また、「他社の取り組み状況について知りたい」、「他社で女性活躍推進を担当している方と繋がりたい」という方にもお勧めです。単純なデータであれば書籍やインターネットで得ることができますが、もっとリアルな情報を得ることができるというのはこの講座の大きなメリットだと感じています。

 

◆女性活躍推進に携わることになったきっかけ・想い

ーーお2人は人材開発組織の一環として女性活躍推進を担当されているとお伺いしました。担当されることになったきっかけや現在の想いをお聞かせいただけますか?

舘さん:私はもともと社員全員がそれぞれ自分の満足できるキャリア、人生を歩んで欲しいという想いがありました。社員が性別や年齢に捉われずキャリアを築いていくために必要なサポートを考えた際、実体験にもとづいて、現時点で必要なのはまず男女の壁を取り除くこと、女性活躍推進だと考えました。

実は私自身が男女意識の強いタイプで、“女性はこうあるべき”、“母親はこうあるべき”という考えに縛られて、キャリアで悩んでいた時期がありました。けれど自分で自分にレッテルを貼るのをやめたところ、働くことがとても楽しくなり、キャリアの面でも積極的にチャレンジしていけるようになりました。女性はまだまだ自分の役割に捉われて苦しんでいる人が多いと感じているので、まずは男女の縛りを無くしていきたいと考えています。

中丸さん:私は転職をして現在の会社に入社したのですが、他社に比べて男女の壁があまりない会社だという印象を受けました。それでもやはり社内の仕組みで“平等ではあるけれど公平 ではない”と感じる部分があり、気になっていました。

例えば現在弊社では社員の異動を考える際、アンコンシャスバイアスが入っていないかチェックする仕組みはありません。わざわざチェックを入れるのは一見不自然に感じられてしまう可能性もありますが、そうしたバイアスのチェック機能もあった方が、結果的に社員に対して公正な対応ができるのではないかと感じています。

また社員には性別・年齢に関係なく活躍して欲しいのですが、社員個人のプライベートやひとりひとりの意志の尊重や人生に配慮するがゆえ、簡単には活躍支援ができないという問題にも直面しました。“人柄の良さ”は弊社の特筆すべき長所ですが、無意識の優しさや行き過ぎた配慮によって、気が付かないうちに社員の可能性が制限されたりチャンスの機会が喪失されたりすることがないよう、対策を考えていきたいと思っています。

 

◆女性活躍推進に関する取り組みを通して感じるやりがいや喜び

ーー女性活躍推進に関する取り組みを進めていく中で、どのようなことにやりがいや喜びを感じていらっしゃいますか?

舘さん:男女に関係なく活躍推進のためのキャリア相談窓口を実施していますが、ある女性社員から「もっと自分の意見を発信したり、キャリアで挑戦してもいいんだということに気が付くことができました」という感想をいただいたことがありました。

「自分の思いを口に出してはいけない」「やるべきことだけに注力するのが仕事」と捉えてしまうと、心が疲れてしまいます。「自分のキャリアは自分のもの」ということに気づき、自分の思いや成長を大切にできる方が増えてくれるのはとても嬉しいことです。

中丸さん:私は昔から「自分らしい人生・キャリアを歩む人を1人でも増やしたい」という想いでキャリアを積んできました。その想いを実現するための活動に取り組めているということがやりがいです。

また、業務の一貫で研修やキャリア相談窓口業務を担当することもあるのですが、それらを通して「女性だから…」をはじめとした、自らの可能性を自ら蓋してしまう状態から、一歩前に進むきっかけを作れた時に嬉しく感じます。

◆今後の課題だと感じている部分について

ーー活躍推進に関する取組みを進めていく中で、抱えている悩みや課題はありますか?

舘さん:女性への活躍支援と優しさや配慮のバランスが難しいなと感じています。女性が望むキャリアを築き活躍するためには、これまで「女性であること」や「子どもがいること」で守られていた範囲を超えて、大変であってもチャレンジしなければならない場面もあります。そうした時、「今は辛くても将来のためにここを乗り切ろう」という覚悟が、チャレンジをする女性側にも、チャレンジをサポートする側にも求められると実感しました。

また同じ“女性”であっても価値観・環境・タイミングによって、キャリアに対する考えは人それぞれです。女性社員を一括りで考えることはできないですし、会社としての方針を押し付けることもできないところに課題を感じています。

中丸さん:ダイバーシティを進める第一歩、一丁目一番地として女性活躍推進が必要だと認識してはいるのですが、やはり“女性”にスポットを当ててしまうことで生まれる弊害もあり、難しさを感じています。“女性活躍”という言葉を使ってしまうことで、社員の理解を得るのが難しくなってしまったり、ハレーションが生まれてしまう可能性もあります。

また、子育て期の社員だけをとっても、実は女性よりも男性社員への理解やサポートが足りないという問題もあります。子育て期の男性社員に対しても会社として何かフォローやサポートができる仕組みを作ることができないか検討中です。女性だけでもなく、子育て期の社員だけでもない、全社員が働きやすい環境を実現するために良いアプローチ方法がないか日々模索しています。

ーー本日は、有難うございました。これからもご活躍を応援しています

お2人は同じ会社からご参加いただいたことで、講座の時間外にも学んだことを共有したり意見交換することができたというメリットがあったそうです。「女性活躍リードコンサルタント養成講座」では、社内から2名の方にご参加いただくことを推奨しています。ぜひ、ご検討ください。

詳細について知りたい方はぜひお気軽にお問い合わせください。

 

女性活躍リードコンサルタント養成講座」とは

自社の女性活躍課題に対して、独自の取り組みを行いたい方、女性活躍の推進担当になったが何から始めればよいのかわからない方などに向けた、4日間のプログラムで、自社課題を分析し、アクションプランを作成する実践講座です。

●講座内容
DAY1:コンサルタントの役割/社会的な潮流:女性活躍推進が注目される理由/なぜ女性管理職は増えないのか(理論的背景)
DAY2:女性活躍推進の実践ポイント/実践!女性活躍・課題分析リサーチ/Homework:自社の「課題分析リサーチ」実践
DAY3:自社の課題分析リサーチ発表/課題からアクションプラン策定へ/具体施策の事例紹介/
              Homework:自社の「アクションプラン」作成
DAY4:自社の「アクションプラン」プレゼン/プレゼンへのフィードバック

開催時期:毎年7月、11月に開講  ※詳しくはお問い合わせください
2024年11月開講「女性活躍リードコンサルタント養成講座」についてはこちらから

 

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