[インタビュー]学生・大学・行政

【インターン体験記】半年後に迫る社会人生活が楽しみに!

聴講していた授業の中で、スリールの学生スタッフによるワーク&ライフ・インターンの紹介を聞いて、きっと自分に必要なのはこれだ!仕事と子育ての両立を想像できないのは体験していないからだ!体験しよう!と一念発起しました。「結婚しても子どもができても仕事を辞めたくない、一生仕事をし続けたい」という考えを確かなものにすることができ、社会人生活が楽しみになりました。

公開日:2015.12.07更新日:2018.08.21sourire staff

15期生 お茶の水女子大学 生活科学部 栗田始雪さん

Q.なぜワーク&ライフ・インターンをしようと思いましたか?

仕事と子育ての両立の現実を自分の目で見たい、小さな子どもと触れ合いたい、という想いからです

端的には、仕事と子育ての両立の現実を自分の目で見たい・小さい子どもと遊びたい、の2つの理由からです。専業主婦だった母の苦悩を、長女として一番近くで見て育った私は、「自分は結婚しても子どもができても仕事を辞めたくない、一生仕事をし続けたい」と考え、就職活動中もそう言い続けていました。しかし、自分の育った家庭は専業主婦の家庭。実際ちゃんとできる気がしない上に、仕事を頑張りたいから子どもは生まなくてもいいかな、くらいに思っていました。そんな時就職先の副社長の女性から、「いまの時点で生まないって決めるなんてもったいないよ」と言われ、最初は本当にそうかしらと思っていました。ところがその数日後、聴講していた授業の中でスリールの学生スタッフさんがワーク&ライフ・インターンを紹介していて、きっと自分に必要なのはこれだ!想像できないのは体験していないからだ!体験しよう!と一念発起しました。

Q.インターンで楽しかったことや特に印象的だったことはなんですか?

お預かり先のご家庭のパパさんママさんからの丁寧で温かい一言が印象的でした

お預かり先のご家庭のパパさんママさんが、いつもお仕事や育児など色々なことでお忙しい中、私たちインターン生のことも考え、心配りをしてくださったことです。インターン最終月を目前に控えた時期には、ママさんはメールでの事務的な連絡の最後に、「充実したインターンにできるようサポートできればと思います」などと温かい一言を添えてくださったり、最終プレゼンでの提案に向けて準備をする中で出てきた疑問に対し、パパさんからは非常に丁寧なお返事に加えて、夫婦共働きで育児もしているご自身の社会に対する率直なご意見を聞かせてくださったりと、本当に丁寧に接していただけたと思います。自分もこういう社会人になりたい!と思うばかりです。また、お子さんに手作りのプレゼントをした際にはお子さん以上にパパさんママさんが感激してくださったことも印象的でした。

Q.インターンで大変だったことはなんですか?それをどう乗り越えましたか?

お預かりを初めて1か月目、自分の打算的な考えに気が付いた、お子さんからの一言でした

ペアと2人でのお預かりを始めて1ヶ月の頃、可愛がっているつもりだったお子さんに「しゆちゃんのこと、あんまり好きじゃない」と言われたことです。もともと子どもは大好きでも、自分自身は「母親になれるほどの人間じゃないから子どもは生まなくて良いかも」と思っていた私にとって、その思いを強める出来事でした。これを機にお子さんとの接し方を一から見直すと、自分のなかに「こう言えばこう動くだろう」といった打算的な考えがあったことに気がつきました。そこで「相手の立場に立って発言する」という基本に返ってお預かりに臨み、本気で一緒に悩んでくれたペアや先輩専属生、ママさんパパさんのご協力もあってお子さんと仲直りすることができました。その後お子さんとは信頼関係を築くことができ、「子どもを産んだらうまくいかないことだってあるだろうけれど、何度でも信頼関係を築いていきたい」と前向きな気持ちになりました。

Q.インターンの中で関わる社会人の方々から学んだことは何ですか?

私のことを解ろうとしてくれる真摯な態度が嬉しく、私もこうなりたいと思える方に出会えたことです

メンターさんはいつお会いしても、目があうだけで自然と元気が出てくるような明るくて包容力のある、チャーミングな女性でした。お仕事で忙しくても、学生の拙い話を親身になって聞いてくださり、いつも適切なアドバイスをくださるメンターさんの姿にはメンタリングの度に感銘を受けました。私が自分の価値観やそのルーツについて話すときには、いつもその言葉をそのまま認めてくださり、「毎日忙しいのに、そんなに色んな事をいつ考えているの!」などと興味を持って、私のことを解ろうとして聞いてくださる真摯な態度が嬉しく、自分もメンターさんのような聞き上手で明るく前向きな女性になりたいと思っています。ぼんやりと思い描いていた「魅力的な女性」のお手本のようなメンターさんに出会えたことが大きな収穫です。

Q.インターンで学んだことは、今後どう活きてきそうですか?

半年後からの社会人生活がたのしみになり、「結婚しても子どもができても仕事を辞めたくない、一生仕事をし続けたい」という考えをより確かなものにできました

インターンで学んだのは、子どもに愛情を注ぐ喜びは何にも代えがたいということです。 お預かりのない日も、お子さんのことを考えると心が温かくなる感覚を初めて経験し、ようやく自分も母親になりたいと思えるようになりました。そして子どもとうまくいかない時期があるとしても、それは自分が変わるチャンスであることを学んだので、自分の至らなさのせいで子どもが欲しいと思う気持ちに蓋をすることも、もうないと思います。「結婚しても子どもができても仕事を辞めたくない、一生仕事をし続けたい」というかねてからの考えをより確かなものにすることができたことで、半年後から始まる社会人生活が一層楽しみになりました。

Q.ワーク&ライフ・インターンに興味がある学生に一言!

「自分で動かないとなにも始まらない」社会に出る前に自分の半生としっかり向きあうことのできるプログラムです

このインターンシップのメインプログラムである体験プログラムのお預かりは、本来パパさんママさんだけが感じられる子育ての大変さと喜びを、お二人から少しの時間頂くことのできる、大変貴重な経験です。加えて、お仕事と子育ての両方について、パパさんママさんからお話を伺うことができて、これまで同じプログラムを経験してきた歴代生やスタッフさんに支えてもらえます。「自分で動かないとなにも始まらない」大学生活において、こんなにもきっかけに富む環境はなかなかないです。任期中に出会うどんな人からも学ぶことができ、社会に出る前に自分の半生としっかり向きあうことのできるこのプログラムで、きっと指折りの濃厚な4ヶ月を過ごせるはずです。

 

 

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