22期 千葉大学 教育学部 3年 江澤萌さん
Q.なぜワーク&ライフ・インターンをしようと思いましたか？
保育者以外のかかわり方を学びたい
私は将来保育者になりたいと考えており、子どもとの関わりと同じくらい保護者への支援を大切にしたいと思っていました。そのために、実際に子育てをしている方々の大変さを少しでも理解できたらより良い支援ができるのではないかと思い、このインターンに興味をもちました。そのほかに、実習等で子どもと関わる中で、当たり前のことではありますが、一人ひとりに違った個性があるということを実感しました。また、友達とお互いの育った環境について話す中で、一言に「家庭」と言っても様々な形があることに気づき、自分の経験だけでは想像することが難しいような子どもの姿・家庭のあり方を知るために、大学生の間に様々な子どもや保護者に関わりたいと思ってこのインターンを始めました。
Q.インターンで楽しかったことや特に印象的だったことはなんですか？
子どもの成長をリアルタイムで感じられた
インターンで楽しかったことは5歳と1歳半のお子さんがいらっしゃるご家庭でのお預かりです。お子さんが今何に興味があり、何に夢中になっているのかということを真近で見ることができました。
年長のお子さんの遊びでは、豊かな想像力を働かせたり、試行錯誤や工夫をする中で遊びを展開させたり、今までの経験同士が関連して新しい遊びが生まれたりと、一緒に遊んでいて本当に楽しかったです。年少のお子さんの遊びでは、掃除機や洗濯バサミ等の身近なものに面白さを感じている様子で、毎日が新しいものとの出会いで溢れているのだと感じました。また、安心できるママさんパパさんがいることや憧れのお兄ちゃんがいるからこそ冒険的な遊びにも挑戦できるという姿を見ることができ、リアルタイムで成長を感じることができて嬉しかったです。
Q.インターンで大変だったことはなんですか？それをどう乗り越えましたか？
子どもが抱える複雑な感情にどう向き合うか
私自身にも弟がいるのですが、お預かりで初めて客観的に兄弟を見る中で、兄弟の良さとともに難しさも感じました。
年長のお子さんを見ていると、まだまだママさんパパさんに甘えたい気持ちや良いお兄ちゃんになりたい気持ち、弟とも遊びたいけれど自分でやりたい遊びがあること、優しくしたいと思っているからこその辛さ、そして自分なりに自己抑制をしている姿などがあり、様々な感情を抱いているのだと思いました。
専属家庭のママさんから、お出掛けの際にお兄ちゃんと2人で過ごす時間を作っているということを伺い、それが乗り越えるヒントになりました。
Q.インターンの中で関わる社会人の方々から学んだことは何ですか？
自分の軸をもつことで、自信をもつことができる
関わった社会人の方々から学んだことは、自分の軸をもつことの大切さです。
キャリア勉強会などで社会人の方のお話を伺うことのできる機会が豊富にあり、そこで多様な価値観に触れることができました。お話いただいた皆さまに共通していたことは、共感できる会社の理念を信じながら、また、自身のぶれない軸をもちながら日々を過ごしていらっしゃることだと思いました。芯の通った軸があることで、自分の進みたい道に向かってがむしゃらに頑張ることができたり、自分の仕事や生き方に自身と誇りをもつことができたりするということを、お話していただいた方々の輝く笑顔やお言葉から感じました。
Q.インターンで学んだことは、今後どう活きてきそうですか？
伝えていくことで、誰かの人生の手助けができそうです
インターンで学んだことは、自分の人生にも周りの人の人生にも良い影響を与えてくれそうです。
仕事と子育ての両立の実際を知ることができ、自分のやりたいことは気持ちや工夫次第で何でもできるということを実感しました。そしてそのことを自分の周りの人たちにも伝えていくことができます。友達や将来仕事で関わる保護者の方々の中で、両立に対して不安や困難を感じている人にインターンで学んだツールや考え方をお伝えする等して、その人の人生の手助けができるのではないかと思います。
Q.ワーク＆ライフ・インターンに興味がある学生に一言！
学びの多さから新しい発見が生まれます
ワーク&ライフ・インターンでは、仕事と子育ての両立を実体験することができるだけでなく、お子さんの成長を願うなかで自分も成長することができたり、様々なワークを通して自分と向き合うことができたり、色々な立場の方との関わりで様々な社会の課題が身近に感じられるようになったりと、本当に沢山のことを学ぶことができます。このような学びの多さから、もともと意図していなかった部分でも、自分に変化がありました。インターンに参加することができて良かったと心から思います。