大学生向けプログラム『仕事と家庭の両立体験プログラム』の「事前研修会」を11/10(日)および17(日) の二日間にかけて開催いたしました。
これから社会人となる大学生が「三重で働きながら子育てすること」を体験的に学ぶことを通して、自らのライフデザイン・キャリアデザインの中で、子育て期等における就労継続に対する理解を深めることを目的としています。
大学生8名(女性6名・男性2名)が三重県の企業での就労体験と、その企業で働く子育て中の家庭で子育て体験を行います。合わせて2日間のインターンシップを終えた後、1/25(土) に三重県総合文化センターにて行われる予定の最終報告会で、体験内容や意識の変化等を参加学生たちがプレゼンテーションします。
<参加学生の所属大学>
・三重大学6名 ・名古屋大学1名 ・名古屋工業大学1名
<体験にご協力いただける企業様> ・ミサワリフォーム関西中部株式会社 ・富士ゼロックス三重株式会社 ・万協製薬株式会社 ・生活協同組合コープみえ |
事前研修会は、11/10(日)と17(日)に三重県総合文化センターにて行いました。1日目は、共働きや子どもの発達過程などについて学んだり、自分自身のキャリアやライフについて考えたりする中で、今後のインターンシップに必要な知識や心構えを学びました。
2日目は、自分の軸や強みを見つけたり、今後のインターンシップを行っていく上での計画づくりを行ったりしました。
■意見を交わし合い、今後のモチベーションも高まる
研修会1日目では、ワークライフバランスについて学んだ後、10年後の自分がなりたい姿について考え、これからの学びの目標を立てました。これまで仕事のことは考えていたけれど、家や家庭のことは考えていなかったという学生や、逆に、仕事のことはあまり考えていなかったという学生もおり、お互いの考えの違いへの気づきを得ていました。お互いの将来イメージについて話をしたことで「自分の関心に気付いた」「さらに深堀りできそう」という期待を感じていたのが印象的でした。
その後は、ワークショップを通じて子どもの発達過程を学んだり、子どもの行動の背景を考えたりしました。「自分が思いつかなかった考えがあって驚いた」「具体的に想像できて体験が楽しみになった」といった声が聞かれ、これからの学びの機会への期待を更に高めていました。子どもについて様々な角度から想像し、真剣に問いに向き合う姿を頼もしく感じました。
■お互いの多様な魅力への気づき
講座の2日目は、自分にとっての好きな人・嫌いな人、自分が時間やお金を費やしてきたものなどについて考え、学生同士で質問し合う中で価値観の軸や強みを見つけていきました。悩みながらでしたがそれぞれたくさん書きだすことができ、共有の時間ではお互いの意外な共通点や違いに興味を持ち、話が盛り上がりました。「自分のことを再認識できた」「違いが面白かった」「多様な魅力があると思った」など、多様性への気づきを得たり、自分自身を見つめ直したりできる機会となりました。前半の最後に行ったメッセージ交換では、笑顔でお互いの良さを伝え合っており、自分への自信を高めることもできていた様子でうれしく感じました。
また、2日目は県庁や男女共同参画センターの方からご自身のライフストーリーについてお話しいただきました。学生たちからは2人目以降の子育てのことや仕事への復帰のこと等も含め、具体的な質問をどんどん投げかけていました。どんな苦労や思考錯誤があったのか、趣味はどうしていたのかなど、自分自身の将来と結びついた視点で学びを深めていた様子が印象的でした。最後に、インターンシップの訪問先ごとに集合し、実習体験の計画づくりを行いました。
現在、学生たちは1回目のインターンシップの真っ最中!
次回の講座で会ったとき、どのような気づきや変化を得ているのかとても楽しみです。
スリールでは、大学や行政のプログラムとして、ワーク・ライフ・インターンを実施しています。
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