神奈川⼤学とスリールの共同で運営を行なった、⽂部科学省 令和2年度 次世代のライフプランニング教育推進事業について、お伝えします。また、本講座を大学で運用いただくための授業ツールも無償提供させていただいています。ぜひご活用ください。
卒業前に考えたい「就職」ではない「⻑期的なキャリア」
⼤学に⼊学したら、「就職」が⾒えてきたけれど、働く⾃分の姿が想像できない。就職先は? 結婚は? ⼦どもは? 考えるだけでモヤモヤが募る学⽣たちへ様々な⾓度から寄添うアクティブラーニング型プログラムです。
学生に実施したアンケートでは、将来が不安と回答した⼤学⽣は71.2%と、多くの大学生が将来が不安だと回答しています。また、スリールが2017年に調査を行った両立不安に関するアンケートでも、出産を経験していない⼥性の92.7%が両⽴が不安と回答している現状があります。(出典:両立不安白書 http://sourire-heart.com/ryoritsufuan/)
不安の大きな原因として挙げられるのが何が起こるのか「知らない」ということ。
・社会に出て働くとプライベート時間ってないよね?
・結婚って?
・家庭を持つって?
・⼦育てって?
・漠然と⼤変そう・・・
⾝近な社会⼈は親とバイト先の店⻑と満員電⾞に揺られる⼤⼈だけなど、多様な⼤⼈の姿を知らないからこそ不安になっているのです。そこで、以下のような講義を進めていき、不安の払拭を促していきます。
授業の3つの⽬的
[1]現在と将来〜今を知り・⾃分のなりたい姿を知る〜 |
両⽴不安が広がる世の中にある背景、⼦育てや両⽴のリアルを知ること。キャリアとは何かを知り、⻑期的なキャリアをワクワクしながらイメージする |
[2]⾃⼰と社会〜⾃分を知る・社会を知る〜 |
⾃分⾃⾝の⼤切にしたい価値観や強みを洗い出し、価値観や性別の違いに囚われない多様性を尊重する視点を持って、社会と紐付け主体的にキャリアを考える |
[3]理論と体験〜多様な⽣き⽅を知る〜 |
知識や理論、仲間とのディスカッションを経て、多様な⽣き⽅をされている社会⼈の⽅や家庭の⽅との関わりを通して⽣き⽅の理解を深める。授業内の体験から⾃分のなりたい姿に向けて選択肢を広げる⽅法を知る |
授業の流れと最終プレゼンテーション
1. ⾃分⾃⾝の価値観や強みを明らかにし⽬標を設定する | 価値観をワークシートに記⼊後、グループ内で⾔語化し、メンバーと対話をしながら深めるワークショップを実施 | |
2. キャリアとジェンダーを学び多様な⽣き⽅を知る | キャリアにおいても、無意識のうちに⼀定の視点を持ち判断しているジェンダーについて意識的に捉えてみる | |
3. 実習を通してロールモデルに触れ具体的に将来を想像する | 両⽴家庭やお⼦さんとの関わりを通して、仕事について、⼦育てについて、パートナーシップについてなどリアルに体験する |
最終プレゼンテーション:理想の姿を実現するための⾏動を宣⾔ | |
授業を通して得た学びから、10年後のなりたい姿を実現するために課題と解決アイディアを提⽰。その中から今できる第⼀歩の⾏動を宣⾔する |
受講者の意識の変化
将来のキャリアに対して漠然とネガティブなイメージを持っていた⼤学⽣がキャリア・両⽴に前向きになっていきます。
●⾃分の将来なりたい姿に向けて何をすべきか具体的なイメージがある
●制度が整っていない会社でも⾃分次第で仕事と⼦育ての両⽴を可能にする⾃信がある
受講者の声〜授業を履修した学⽣から〜
「ワーク&ライフデザイン教育プログラム」の受講感想の一部を紹介します。
今までに体験しなかったような授業でキャリアを多⾓的に捉えるきっかけになった。 |
ライフイベントやモチベーションの変化などの体験談を元に⾃分もこのような⼈⽣を送ってみたいと感じた。 |
⾃分が社会⼈になった後どのような道筋を辿るのかを想像することができた。 |
授業ツール
本講座で使用した授業ツールを配布しますので、皆様でお役立てください。
14回の授業で使⽤する投影資料や学⽣の思考を具体化したり⾔語化するために役⽴つすごろくやワークシート、授業を通してポートフォリオをとして使⽤するステップアップシート、最終プレゼンテーションのテンプレートまで揃えています。
・授業回数 14コマ(講座10回・課題2回・実習2回)
※上記の資料が、それぞれ13講座+ユニット(計14回分)用意されています。
・第1回 スリールでは、大学や行政のプログラムとして、ワーク・ライフ・インターンを実施しています。 ▶お問い合わせ先:office@sourire-heart.com ▼インターンについて詳しく知りたいという方は ▼大学・行政にプログラムを導入したいという方は ▼講演会を依頼したい方は ▼取材を依頼したい方は |