ワーク&ライフ・インターンとは、共働きしつつ仕事と育児の両立するご家庭に学生たちが子育て体験に行き、自らのライフとキャリアについて考えていきます。子どもや自分、仲間と向き合うと本気で行うことで、自分のなりたい姿を描いていきます。
今回は、昨年実施したクラウドファンディングにてたくさんの皆様からご支援いただいた資金での実施となります。
1月29日(水)にはオリエンテーションが行われました。
本日は、実際にご家庭に体験に向かう前に行う事前講座の様子をお伝えします。
事前講座では2日間に渡って自分自身や子どもについてじっくり考えていきます。
初日は、10年後のなりたい姿を書き出してこれからの学びの目標を明確にしていきました。さらに、自分が大事にしている価値観や自信の強みを、学生同士のコミュニケーションを通して明確化していきました。
普段、将来の姿をあまり言葉にする機会がなった学生も、10年後の姿を書いてみて「今まで紙に書いてこなかったので、書き出したことで整理できた。」「ビジョンが全然違う。自分の将来を見直してみようと思った。」など、より明確に考えるきっかけとなっていました。
「ワークとライフのバランスはどっちに重きをおくかというイメージだったが変化した」といった視点の拡がりも見られました。学生たちの可能性の拡がりを感じ嬉しく思いました。
また講座では、子どもがどのように成長していくのか知り、接し方について学びました。発達過程やもしもの時の対応を学び、体験で子どもたちとしっかりと関われるよう備えました。
さらに、2日目の講座では育休を取得した社会人の方をゲストにお呼びし、学生たちがたくさん質問していきました。
「(男性ゲストに対して)家事への抵抗感はなかったか」
「パートナーとの分担はどうしているのか」
「仕事を辞めなかったのはどうしてか」
「一人の時間をどうやってつくっているか」
等など、仕事や子育て、両立についてなど様々な不安や疑問を聞いていました。
社会人の方との交流を終えて、学生たちはパートナーとのコミュニケーションや、家事の外注をうまく利用する大切さ、母親=専業主婦ではなく、仕事を続けるやりがいを感じたなど、学生それぞれの気づきを得ていました。
また、二人のゲストがお互いの悩みに共感する様子を見て、「性別や状況も違うのに、あるあるがあるんだ」ということを実感する学生もいました。仕事や育児への見方が広がり、これからの体験でさらに気づきを深められそうだと感じました。
2日目の講座が終わったら続けて学生たちは子育て体験です。子どもとの関わりを楽しみにしつつ、ご家庭のリアルを学びに出発しました。
次回は1回目の体験を終えての振り返りです。学生たちがどのような気づきを得たのか楽しみです。
【ご案内】3月7日(土)参加学生によるプレゼンテーション会を実施
講座や体験を通して気づいたことや疑問点などから、学生が感じた社会課題に対する提案をチームごとに発表します。
学生たちがインターンを通じて何を感じ、働くことや家庭のあり方についてどんなことを考えているか知れる機会となりますので、少しでも興味・関心を持たれた方、ぜひお越しください!
みなさまのご参加をお待ちしております!
スリールでは、大学や行政のプログラムとして、ワーク・ライフ・インターンを実施しています。
大学生に対して、ワークとライフを合わせた、将来を考える場を提供しています。
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