「マネージャーって話しかけづらい存在ということに気付いた」
「自分が部下だったときはガンガン話しかけてきたから、自分がまさかそんな存在になってただなんて…」
先日、某一部上場企業の研修をスリールでお引き受けし開催させていただいた研修内で、上司と部下が合同で参加する「他者理解ワーク」を実施いたしました。
このワークショップでは、元気のない復職者を上司がランチに誘い、仕事の状況を聴く動画を見て考え、それぞれの立場から相互理解を深めていきます。
動画を見ながら、熱心にメモを取り参加されている参加者の方が目立ち、特に上司の方々は復職者に対して多くの配慮が必要と思っている人も多い印象を受けました。
動画視聴後の解説の中に出てくる「配慮はするけど遠慮は不要」という話に、上司側は「そうはいっても難しいですね」と考え込む姿も。
「マネージャーって話しかけづらい存在…」
「上司って近くて遠い存在」
ただの部下と上司の関係でさえもそんな声が聞こえてくるのに、 ましてや子育て中の部下のような背景や価値観の違う部下と上司の間のコミュニケーションの難しさを露呈させます。
「家庭のことを話すのは話しても仕方ない(きっとわからない)と躊躇してしまう」研修の中では復職者側からそんな声もあり、お互いの先入観や思い込みからミスコニュニケーションが生まれてしまうことを解説でも触れていきます。
「相手の考えや気持ちは聴いてみて初めてわかることがあるし、相手の状況も自分が思っている以上にわかっていない」
「日ごろから自分の率直なコニュニケーションが必要で、話やすい空気をつくったり、たわいもない会話も大事」
「部下としては子供の病気についてチームで共有して仕事したい」
忙しいので共有を躊躇うが、自分一人でなくチームで仕事したいということを声を大にして言いたい」
最後はそんな前向きな意見が復職者・上司の両方から多数あり、この気づきをコミュニケーションに生かしたいという宣言も聞かれました。 反面、リモートワークでのコミュニケーションの難しさについても意見がありました。
「普段から十分コミュニケーションが取れているというわけでもないが、リモートワークでその流れが加速している気がする」
「プライベートのお話しをする機会を日ごろから持つことが大切なのに、さらに今やりにくい」
「必要最低限の会話で終わってしまう」
お互いの状況が目に見えにくく、さらにお互いの開示の機会も減ると、信頼関係を築きにくくもなり、業務運営にも影響が出てくることもあります。 リモートワークの環境だからこそ、コミュニケーション工夫が求められていると感じます。
皆様の会社でも、何となく感じているコミュニケーションのやりにくさはありませんか? ワークを活用することで言語化し、より良いコミュニケーションにつなげていきましょう。
お問い合わせ、お待ちしております。
◼︎「他者理解ワーク」概要 (1)状況確認:上司側・復職者側いずれかの状況シートを読む ●「他者理解ワーク」が含まれる研修 |
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